掲載:JIA再生部会 建築リノベーションアーカイブ.com
2024/12/20
日本建築家協会の再生部会が運営するポータルサイト「建築リノベーションアーカイブ.com」に「袖ヶ浦の長屋」と「茜浜XPT」が掲載されました!
どちらも地方のロードサイドにおけるテナントビルで、キーテナントを誘致するために行われた過去の改修で機能不全を起こしていた建物を、再生ならではの手法で解決したプロジェクトです。
みなさまぜひご覧ください!(詳細はこちら)
建築リノベーションアーカイブ.comとは
保存再生事例を共有し、互いに学び合うプラットフォームとしてのアーカイブ
持続可能な社会では、ストックを活用し、良質な建築空間を継承していくことが建築家 に求められています。
歴史ある建物が次々と失われてしまう現在、再生部会では既存建物の保存活用が付加価値を生み、かつ地域のブランドを高めるデザイン手法となりうることを、多くの人びとに知ってもらいたいと考えてきました。
そこで国内外の保存再生事例を集め「建築リノベーションアーカイブ」WEBサイトを立ち上げました。専門家だけでなく、所有者などの一般市民にとっても具体的なイメージつくりに役立ち、建物の保存再生への意識を高める手助けとなっていくことを願っています。
公式ウェブサイトより引用
「袖ヶ浦の長屋」
郊外の団地に併設された、築50年程になる店舗兼用住宅の一部を改修したプロジェクト。色々な増改築の跡からは色々な変化を乗り越えた過去が想像され、遵法性や性能はもちろんだがこの建物が持つ自由さや逞しさをより引き出したいと考えた。周辺環境の変化や過去の改造による諸問題を抱える建物に「減築」するアプローチを試みた。
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「茜浜XPT」
築40年ほどの店舗・事務所ビルの再生。場当たり的な改修で空間の魅力や遵法性・合理性が失われていた状態に対して、キーテナントを稼働させながらそれらを解決するために、空間の主題をヴォイドからフレームに再構成した。また、外壁に開口を新設することで使われていなかった一部の屋内をインナーガレージに更新したり、ライティング計画によって季節や時間の感じられる場所・周囲の環境を向上させる存在に再構築した。
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