更新され続けるファサード
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テンポラリーな表層とパーマネントな構造の切断
雑居ビルに入る店舗の多くが、内装はもちろんビルの外部までお店の顔として改装しようとする。厳しい規制を掛けてそれを制御することも可能だが、やや寂しい印象のある敷地周辺ではむしろテナントの活気のようなものがあふれ出す方が良いと考えた。
鉄筋コンクリートの構造躯体を覆うアルミパネルは、表層を飾る化粧であると同時に、構造躯体を保護する役割も期待されているように思われた。しかし、1階に入居していたテナントがその上から外装材や看板をビス留めしていたことで、低層階の外壁まわりは防水性をはじめ色々な性能が期待できなくなっていた。傷んだ箇所だけを交換しても将来のテナントがまた手を加える可能性が高く、全面を張り替えるほど全体が劣化している訳でもなかった。
そこで、外装材を躯体保護の役割から解放する事にした。傷んでいた低層部のみアルミパネルを取り払い、露わになった躯体のコンクリートを補修した上で、撥水剤を塗布して耐久性を高めた。新しい外装材は、既存と同じアルミ材としつつ、躯体を密閉する必要が無くなったことやテナント工事での脱着が想定されることを考慮して、サイズを半分にしたパンチングメタル(既存パネルよりも軽くなって交換が容易になる)を下地にビス留めしただけのおさまりとした。結果、躯体を覆っているアルミパネルが剥がれ落ちていく様がそのままファサードになったような姿に生まれ変わった。





























































